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【DMBOK】データマネージメント知識体系ガイドとは何か

Googe Cloudプロフェッショナル・データエンジニアの絹田です。日本を代表するメーカと通信キャリアでデータ活用を行ってきた経験を基に、データマネージメント知識体系(DMBOK)について解説します。

データマネージメントとは

みなさんは、データマネージメントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。データマネージメントは、データを活用するための取り組みのことです。

日本データマネージメント・コンソーシアムというデータ活用を推進する社団法人が日本にはあるんですけど、そこの定義はこんなふうになっています

データマネージメントとは、「データをビジネスに活かすことができる状態を継続的に維持さらに進化させていくための組織的な活動」

日本データマネージメント・コンソーシアム

ポイントは3つありまして、以下簡単に挙げさせていただきます。

データをビジネスに活かす状態にする、ということ

一つ目は、データマネージメントとは、データをビジネスに活かす状態にするということです。データマネージメントっていう言葉からデータマネージメントってデータをとにかく整理する活動なんでしょ?と想像する方もいると思うのですが、実際はビジネスに活かすということが重視されますので、何でもかんでもデータを整理するという訳ではないんです。誤解を恐れずにいえば、データマネージメントをうまくやっている組織でも整理されていないデータはたくさんあるということで、ビジネスに関係ないデータは放置してもいいという自信は結構大事だと思いますね。

その状態を継続的に維持し、進化させること

二つ目は、その状態を継続的に維持し、進化させるというところです。データを活用する取り組みって一回やって終わりというわけではないんですね。継続的にずーっとやらないといけない活動だと思います。それって仕組み化するということだと思うんです。データを管理する仕組みを組織の活動の中に組み込んでいく、これがデータマネジメントということになります。

組織的な活動であること

3つ目の組織的な活動であるというのは、経営層が関わる活動ということです。データって発生源も利用者もいろんな組織に分散していると思うんですよね。なので担当者ができることは限られていて、経営のトップレベルから決めていかないと進まないと思います。担当レベルだと、所蔵する組織のそれぞれの担当者のいうことに一理あって平行線を辿ってしまいます。担当レベルでは各組織の観点で最適化を目指す結果、全体として動けないばかりに全体最適できない場面って結構あると思うんです。決めたところから始める要素って結構あると思っていて、データマネージメントもそういう分野だと思っています。なので、経営側のコミットが必要なんですよね。

その点、担当レベルの意見を尊重するボトムアップの傾向が強い日本はデータ活用が苦手だかもしれません。あまり経営側も入りたくないのだろうと思いますが、覚悟が必要なのだということは間違いないと個人的には思っています。

データマネージメントフレームワークとは

データマネージメントとは何かということを説明したので、その進め方について話をしたいのですが、実は決まった進め方というのはないんです。でも、最近になってようやく全体像は見えてきたかなというのが個人的な印象です。そんな中で3つの組織と知識体系を紹介します。

組織概要
日本データマネージメントコンソーシアム日本では最も大きな組織。どちらかということコミュニティ要素が多い
データマネージメント・アソシエーション・インターナショナル米国の組織。JDMCの活動はこちらを参照している。
データガバナンス・インターナショナルDGIデータガバナンスフレームワークを提供している。グラフの配色が洗練されておらず、コンサル系の会社がバックグラウンドにいるので個人的には信頼感が劣る印象
データマネージメントに関する組織

日本データマネージメントコンソーシアム

一つが日本データマネージメントコンソーシアムという組織になります。こちらは日本で一番大きなデータマネージメントの組織でして、Google、NEC、ソフトバンクなど多くの代表的な会社がメンバーとなっています。こちらは「データマネージメント概説書」という書籍も出ているのでぜひご覧ください。

データマネージメント・アソシエーション・インターナショナル

二つ目がDAMAになります。データマネージメント・アソシエーション・インターナショナルというところですが、こちらは米国のNPOでして、学術的な観点からデータマネージメントフレームワークを検討している組織となります。DAMAの提供するフレームワークがDMBOKというData Management Body of Knowledgeというものなんですが、JDMCはDAMAの活動を参考にしています。

データガバナンス・インターナショナル

3つ目がデータガバナンス・インターナショナルになります。こちらはネットで探すとおそらく3つ目に大きな組織なのですが、少し実態が見えない組織です。HPには自分達は一番昔からあるデータマネージメントの組織だということが書いてあるのですが、背景に営利企業があるようですし、提供しているフレームワークも少し素人臭いです。個人的にはあまり信用をしていない組織になります。

DAMAについて

データサイエンティスト
絹田 雅
アーナンダよ、あなたはカピラヴァットゥのサキャ族の人たちに、修学すべき人(有学)の修学と実践について説明しなさい。わたしは背中が疲れました。背中を伸ばそう。 マハーナーマよ、ここに貴い弟子は戒をそなえ、感覚器官の門を防御し、食事の適量を知り、覚醒しており、七つの正しい教えをそなえており、明瞭なこころに依存し、現世で安楽に過ごす、明瞭なこころに依存する四段階からなる瞑想(四禅)を希求し、容易に得て、困難なく得ます。
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