「アナイアレイション 全滅領域」は、癌をモチーフにした映画です。
突然市中に出てきたエリアXと名付けられた異質な空間。それはどんどん広がって他の正常な世界を飲み込もうとします。主人公である生物学者のレナが内部に入って調査するという内容です。エリアXはまさに癌をテーマにしています。
エリアXで彼女がみる生態系の突然変異によって生まれた異様な景色と生き物たちや、がんを患う調査隊のリーダーとなるドクター・ヴェントレスがエリアXの中心部で見極めるものなど、多角的に癌について映像から迫った映画で、アカデミー賞の映像部門を受賞したということで映像が綺麗なのですが、癌をここまで映像化するというのは素晴らしいと思います。
癌細胞とは不思議なものだと言います。それを映像化した素晴らしい映画だと思いました。