概要
この記事ではBraveブラウザについて説明します。Braveブラウザを使えば広告なしでYoutubeを閲覧できたり、サイトを見るとお金がもらえたりします。また、Adsenseに代わりWebサイトやTwitterを収益化できるブラウザでもあります。しかしそれだけではなく 1. (Googleの無料サービスに定義された)インターネットの仕組みを変える 2. コンテンツ製作者に適切に報いる ことを目的とする従来とは全く異なるパラダイムから生まれたブラウザです(製作者はJavaScriptの生みの親で元MozillaCEOのアイク氏です)。 そこで、クリエータとして収益化する方法とWebサイトを閲覧してお金をもらう方法をメインで説明しつつ、Braveブラウザの背景や理念などについても紹介します。インターネットの仕組みを変えようとする非常に面白い取組みで、インターネットを使う人なら誰でも関わりのある話だと思いますのでぜひご覧ください。構成
・Braveブラウザとはなんぞや ・クリエータの収益化の設定方法 ・ユーザとして収益化の設定方法Braveブラウザとはなんぞや
技術的には2019年に公開されたChromiumベースのブラウザです。ただし単なるブラウザではありません。他との決定的な違いは、JavaScriptの生みの親で元MozillaCEOのアイク氏がインターネットのあり方と仕組みを根本的に変えることを目指して作ったことです。しかしインターネットのあり方と仕組みを変えるとはなんぞや。。 ここではわかりやすくアイク氏の着眼点から整理することでまとめてみたいと思います。 (Braveブラウザはまだメジャーではないため、前段が長くなることをお許しください。)Braveブラウザの着眼点と現状の問題
既存のインターネットの仕組みについて、無料でサービス展開して広告で収益化する仕組みって限界あるよね?ということが発端になっていると理解しています。 ユーザー視点で言えば- さすがに広告邪魔すぎじゃね?
- 広告出しても全然もうからんのやけど。アフィもやらないとダメかな。(作りたいコンテンツ作れねー)
function 広告利益最大化(
ティムクック="サービスが無料であれば、それを受け取る人は顧客ではなく、製品である"
){
=> (ユーザ-="単なる変数";)
}
方法
そこでアイク氏はMozillaを突然退社してBraveブラウザの作成を始めます。さすがJavaScriptを生み出して、Mozillaを率いただけある人は違うなと思うのですが、曰く、突然モジラのCEOを辞任したアイクは、生まれ変わったようにプログラミングを再開し、Brave というこれまでにないブラウザを開発した。
Brave は、Cookie の弊害を取り除くとともに、
すべてをトップダウンで決められるインターネットの仕組みを変えるものだった。
ということです(「グーグルが消える日 Life after Google(ジョージ・ギルダー著)」)。
結局何が変わるの?
本を読んだり公式サイトみるといろいろ書いてあるのですが、要するに下記のメリットがあります。 ユーザーのメリット- ユーザーはBraveブラウザ上での広告表示を完全に管理可能。ブロックすることも表示することも可能
- ユーザーはブラウザ上に広告を表示させることで、金銭的な対価(batという暗号通貨に紐付けられたbatポイント)を得られる。コンテンツ製作者にも支払われる。
- ユーザーは、その対価をコンテンツ製作者に寄付できる
- ユーザーは個人情報を売られたり集められたりしない
- ユーザーの好意的な反応を期待できる
- Adsenseやアフィリエイト以外の第3の収益化の方法が得られる
- 過剰な広告にレイアウトを崩されない
- Braveブラウザを使用するユーザーからの寄付を期待できる(コンテンツ自身が価値を持つようになる!)
Braveブラウザへの登録
こちらの公式サイトから設定をしていきます。 https://brave.com/ja/
Braveブラウザでクリエイター登録するために、大きく分けて2つのことを行います。- 1.クリエータ登録をして、収益化したいサイトを登録する
- 2.プラグインを入れて、パブリッシャーIDを入力してサイトを認証する
1.クリエータ登録をして、サイトを登録する
トップページ右上の「クリエイターの方」というボタンから下記のページに飛びます。 https://creators.brave.com/?locale=ja 登録ボタンを押して、メールアドレスを入力します。 メールが届くので、そこに記載されたリンクを飛んで氏名を入力して完了です。非常に簡単ですね。 ログインするとこんな画面になります。 ここでサイトの登録をしていきます。右上の「チャンネルを登録」ボタンを押して、下記のカードから収益化させたいチャンネルを選択します。Twitterなども収益化できるようですが、私の場合はウェブサイトを選んでドメインを入力しました。 すると勝手にWordPressだと判定してくれました。(Angular React,Pythonのサイトだとどうなるかわかりませんでした。でも実際はad.txtに相当するテキストファイル作っているだけなので行けると思います) 画面の指示にしたがって、プラグインのインストールして、サイトを認証します。プラグインのインストール
からzipファイルをダウンロードして、WordPressの管理画面から新しいプラグインとしてアップロードし、有効化します。検証コードの追加してサイトを検証する
管理画面のプラグインの中にBrave Payments Verificationという行が追加されますのでそれを選択して、先の画面に表示された検証コードを追加します。あとは検証コードが表示されたページで検証ボタンを押せばOKです。 するとこういうメールが届きますのでこれでクリエイター登録は完了です。 最後にプラグインをdeactivateして終わりです。 (支払い先でPayPalと紐づける必要はありますが、これはPayPal口座があればすぐできますし、特にクリエイター登録という意味ではしなくても問題ないかと思います) 以上です。これでBraveブラウザでクリエイター登録ができました。あとはユーザーがBraveブラウザを介してアクセスしたら、コンテンツに対する支払いが振り込まれることとなります。(でもまだ未検証です。私は https://np-sys.com/ で登録したので、Braveブラウザで誰かアクセスしてみてくれたら振り込み額など追記します。また、こちらの投稿にコメントをいただけたら、記事の下にサイト一覧のような形でリンクを貼ろうと思います。ぜひご連絡ください)ユーザーとしてBraveブラウザを使用する
上記はクリエーターとして登録する方法を説明しましたが、ユーザーとしてBraveブラウザを利用することもできます。Braveブラウザを使うと、ChromeやSafariと異なる3点のメリットがあります。- 広告を排除してコンテンツを閲覧できる
- 広告を表示することも可能で、その場合広告閲覧によって収益が得られる
- サイト作成者に投げ銭できる
ユーザーとしてBraveブラウザを利用する方法
それではいよいよネット閲覧でお小遣いがもらえる謎のBraveブラウザのインストール方法です。と言っても公式からダウンロードしてインストールするだけです。 公式→ https://brave.com/ja/ インストール後、Rewardを有効にすれば収益化は完了します。個人データの集約などもしていないとのこと。 大体、広告一回見ると1円くらいです。最大でも1時間に5回しか広告を表示させられないので額としては大したことはありませんが、得られた収益をサイト製作者に寄付できることが大きいです。小さな投げ銭が集まることである程度大きな金額になれば、正当な方法でコンテンツ製作者に報いることができると思います。作った人がコンテンツを見てもらい、金銭という形で認めてもらえる、これって健全な社会の形ですよね?まとめ
というわけで、この記事では次世代のBraveブラウザについて紹介しました。 1. (Googleの無料サービスに定義された)インターネットの仕組みを変える 2. コンテンツ製作者に適切に報いる ことを目的とする従来とは全く異なるパラダイムから生まれたブラウザで、Google Adsenseに変わる方法(実際は並列して使えます)として利用できます。私は開発者としてもユーザーとしてもGoogleが非常に好きなのですが、Braveブラウザの理念にも共感します。Braveブラウザはとてもいい仕組みだと思いますし、何事にも多様性は大事なはずなので、Braveブラウザも使っていきたいとと思います。ぜひ皆さんもご検討してみてください。軽くて普通にいいブラウザでした。 最後になりますが、こちらの記事は、アメリカでベストセラーとなった「グーグルが消える日 Life after Google(ジョージ・ギルダー著)」を参考にしております。哲学的なことが多かったけど面白かったです。 アフィリエイトリンクはこちら。ぜひクリックして購入してね! => https://amazon.com 、、、、!?。ぜひみんなで新しいインターネットを作っていきましょう!